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<<   作成日時 : 2005/12/19 08:49   >>

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浅田真央(ちゃん)を見たのは数年前のテレビのフィギュア特集で。
そのとき一緒に紹介されていた安藤美姫(さん)よりも、彼女の「やってくれそう度」の方を強く感じて、シニアの大会に出てくるのを楽しみにしていた。
……今更いっても後出しジャンケンですが。

早めに期待をかけて大丈夫かなと縁起でもないことを先回りして考えていたせいでもある。彼女がそんなの問題にならないほどパワフルでよかった。
オリンピックなんて行かなくても。
「これは本物の勝利ではない」ことを誰よりも悔しく思うのはトリノのメダリストなのでしょうから。


安藤美姫は大人の演技をするか、ガーリッシュな路線でいくか、今分かれ道なのではないだろうか。
去年のポンポンつかったエキシビションのような、にこにこ笑って「Yeah!」というようなチアフルさを出したほうが素人目には合っているような気がする。
演技への入りこみかた(必ずしも観客の引きずり込み度とは一致せず)では、村主(別格)や荒川・中野にも見劣りするし。
笑ってろということではなくて。不本意な成績に生の感情がほとばしった昨日の表情、何だか心を打たれる。
泣く子も黙る四回転ジャンプのパワーで押しきる方が、今の体格には無理がないのではないかと感じてしまい、『テレプシコーラ』の千花ちゃんのからだの変化と、何となく重ね合わせて見てしまうのだ。
……てなこと言っても、私は浅田真央の三連続ジャンプの方が今は好きなのだけど。

読んだマンガの記録です。

幸村誠『ヴィンランド・サガ (2)』
多くの人が予測していたけれど、やっぱり週刊少年誌連載は無理があったようです。
どんどん描き込みの密度が落ちて、とうとう古巣に戻られることに。
「『武器』で誰を傷つけるつもりなんだ」という問いを発する、「戦士に剣はいらない」という戦士の父は殺される。そういう問いを投げ掛けたまま死んでしまった父親も、父の復讐を求めて仇に飼われている息子も「好戦的な」ヴァイキングの一族なわけだから、大風呂敷をひろげてしまった以上「本当の戦士とは」「何ものにも縛られない」とはどういうことかときっちり描き出していただけないと困る。
続きが楽しみだが……判型変わるんだろうなあ。

ゆうきまさみ『鉄腕バーディー (11)』
前巻で、「やっぱり出てきたか旧日本軍ネタ」。
そういえば作者は日米関係はよく描くけれど、ナ○スネタは描かないなあ。何ででしょう。
今回主人公が内部に入った、このマンガに出てくる「どうやら地球外人がかかわっているらしいカルト」は復古的美意識ばりばりである。
「美」を真摯に追求しない、美意識のない宗教は、早晩ほろびる、とある先生はオウム報道を見ながら言っていたっけ。

山岸凉子『舞姫(テレプシコーラ) (8)』
こんなに丹念に、周囲や主人公のさまざまな思いを描き出されたら本当に大変。
雑誌掲載時にも、ひえっと思ったが、今回の巻で読み直して背筋が寒くなったのが、主人公六花がほのかにあこがれている大地君が、六花のライバルの茜にどちらが一緒に踊りやすいのかを聞かれるシーンだ。
大地と茜は「天人唐草」の「職場の男らしい先輩」とそれをかっさらっていく「化粧の濃い女」のキャラクターがアーキタイブのような気がしますが。

優しい大地は「僕は六花ちゃんとのがいいな」とさして迷わずに答える。しかし、六花は一度は大地のやさしさを嬉しく思っても、こんなモノローグが出る。
だけど優しくしてくれればくれるほど……よくわかる
クララとして踊りやすいのは本当は茜ちゃんのほうなんだ……
茜ちゃんの自信が揺らがないことがわかっているからこそ
大地くん茜ちゃんにキツクいう

わたしには気を遣って本音をいわない……
同書137頁
12歳のブンザイでこんな感情が読めて、おっとりして芯の強い六花の成長から、目が離せません。
フツーの漫画なら、あこがれの男の子が優しい言葉をかけてくれた時点で、顔立ちヘンに描かれているライバルの勝ちはあり得ないが、このお話では恋情と「踊り」への情熱は、そもそも秤にかけるまでもないくらいに後者がすべてを蹴散らす話だし
……作者がコミックス表紙、連載表紙で描いているイラストはすべて、登場する少女たちの成長後の姿だと睨んでいるがどうだろう?
今月号のダ・ヴィンチ掲載分はひとみちゃんだよね? ……違うかな……


しりあがり寿『真夜中のヒゲの弥次さん喜多さん』
なぜヒゲ……? と問うても無意味。
相変わらずの弥次喜多もの。
漢らしくて何も考えていない弥次さんのふとした言動に傷つけられて自爆したり遁走したりはいつも喜多さんの方?
で、失われた喜多さんを追うのは弥次さん。本当にはじまりもおわりもない放浪を繰り返すだけになってしまいましたねえ。

諏訪緑『諸葛孔明時の地平線(11)』
相変わらずの名調子。
作者はきっと「絶対悪」を描けない。
「悪」は人間の心の弱さや欲やそんなものから出た、「人間本来の善さ」が失われていることだとずっと読まされているようなそういう気がする。
吉川英治版を読んだときの自分の乏しい想像力では、いけ好かない中途半端な策士野郎だった仲達があんな風に評価されるとは。
「差し引きゼロで現状維持なら御の字」、なるほど。

皇なつき『梁山伯と祝英台』
圧倒的な当時の風俗の描写力、この絵があるから可能になる作品。
この人が描くから面白く読めるんだろうなあ。

皇なつき『燕京伶人抄』
前述の作品より、ストーリーと当時の北京の様相のからみあい方が熟成されている。
列強から入ってきた文化と、びくともしないはずの伝統文化と民族主義と、いつの世も変わらぬ人の思いと。
「ありがち」なことをきちんと描けるのはいいことだ。

青池保子『修道士ファルコ』
昔友達にA5版のコミックを借りて読んで、面白かった本。
その後出ていた(知らなかった)2巻も合本されての文庫版を本屋で見つけて買った。
いくら美形でもカッパ頭は少女マンガの主人公になれないらしい。皇なつきは「弁髪」に挑戦したぞ。
そしてその困難を克服する「理由」のアイディアが素晴らしい。
独特の間合いのある会話、何度読んでも可笑しい。
いや、ギャグマンガではなく一応歴史ロマンなのかもしれないけれど……。

紫堂恭子『不死鳥のタマゴ (1)』
作者の趣味のものばかりが出てくる作風に少々食傷気味で、読むのをしばらくやめようと思っていたのだけど、魔が差して買ってしまった……。
『辺境警備』よりも、それぞれの対象年齢のメジアンの差が3歳くらいあるかなという「カ○カワ・ア○カ」風味は気になるけれど、目を見開くとガ○モ(古)そっくりの、登場変態鳥、好きになってしまった。待ちぼうけを食わされてボロボロになるまで泣く(鳴くではない)シーン、カワイイ。
いくら少女の妄想でもそれはありえないだろという暴走をするキャロルは、冬の外套だけで少なくとも三種類の毛皮の縁つきケープって、物持ちなのね。

三条陸・稲田浩司『冒険王ビィト (10)』
露骨にメディアミックス展開を狙った連載開始1巻2巻あたり、あまりにもばばんと出てくるゲーム的世界観が辛かったけれど、ようやく最近安心して読めるようになってきた。
個性の強いキャラクターを、「王道」のストーリーとダイナミックな構図が何とか支えている話。
とはいっても、色んなクセにもかかわらず「買い」を決意したアバン先生のエピソードのような出来事は、なかなか起こらないのは分かっていますが。

久保ミツロウ『トッキュー!! (9)』
まさか彼があんなところで再登場するとは。
弘○マンガのパロディは表紙の題字も残して欲しかったなあ。
仲良しチームを前提としてはいけない、抜群のチームワークが最初から生まれるわけがない、そういうグループ内の微妙な人間関係、少年マンガで読めるとはうれしい。

久米田康二『さよなら絶望先生 (2)』
発売日に買いに行ったら、『トッキュー!』よりも平積み面積が大きかった。売れているんだ……。
比較対象間違っている?

自分非通知設定、臨界学校、不安定志向……。
絶望を突き抜けて歓喜に至れって、たぶんそういう主旨では絶対に描かれていない。
あっ、一族の中に「対」っているかも。↑
糸色先生の兄の登場は絶妙。
マガジン読んでて久しぶりに死ぬかと思うくらい声出して笑ってしまった。
はるか昔の「魁!クロマティ高校」のオチ以来。

そんなにあることでもないのは重々分かっておりますが、だけど「再び」を期待してしまう。


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